MONKEY vol.4 届いた

久々の柴田元幸本であるMONKEY vol.4が届いた。予約特典のサイン+直筆原稿(コピーにあらず!)につられた次第。無料特典なのに、きちんとクリアファイルに入っていたのが嬉しい。しかし、何の作品の原稿なのかわからんぜ…。
チラッと目を通そうとして、巻頭の『かえるくん、東京を救う』(村上春樹)のバンド・デシネ版に目を奪われ、読み込んでしまう。普通、「かえるくん」をヴィジュアライズするとしたら、アマガエルかアオガエル系だと思うのだけど、このバンド・デシネ版では忍者が使役しそうな堂々たるガマガエル系であって、正直ちょっとグロい。翻案のJc ドゥヴニという人のアイデアなのか、漫画のPMGLという人のアイデアなのかはわからないけれど、結構面食らった。だがしかし、これがかなり面白く引き込まれてしまう出来。おすすめ。原作は遠い昔に読んだきりだが、掘り起こして久々に読んでみたくなった。

最近はフォークナーの『八月の光』(加藤祥三訳)を読んでいる。意外なほどに読みやすく、面白い。読み終わったらジョン・ウィリアムズの『ストーナー』にいくつもり。その合間に今回のMONKEY掲載のジャック・ロンドン『野生の呼び声』を読んでいこう。

 

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