美術

日々のこと

10/24にホドラー展、11/1に菱田春草展に行ってきた。春草展は終了間際で、混雑することが容易に想像できたので、ぎりぎりまでどうしようか迷ったのだが、限界以上に混んでたら帰ってきたらいいぐらいの気持ちで行ってみた。開場40分前ぐらいに東京国立近代美…

ラファエル前派展に行って来た

2/12(水)が休みだったので、行こういこうと思っていた「ラファエル前派展」(森アーツセンターギャラリー)に行って来た。平日の昼でも、この規模の展覧会だとガラガラってことは無いね。森アーツセンターギャラリーは森ビルの52F、展望台と同じフロアにあ…

1月のこと

New Year Resolution的なものを何かやろうとしたが、あんまり面倒なものはやりたくない。それなりにお手軽で、自分が楽しめるものにしようということで、今年は観た映画を全てカウントすることにした。以前観た映画でも今年初鑑賞であればカウント可(当然、…

カイユボット展とか

散々迷った挙句、ブリヂストン美術館の「カイユボット展」に行ってきた。予想通り、「好き」と言える画家では無い。『パリの通り、雨』における光る石畳の表現等は好きだが、回顧展で全体像を把握したいという気になるほどではない。 ゴンブリッチ『美術の物…

「ターナー展」

東京都美術館へ「ターナー展」を見にいってきた。会場に入るやいなや、予想に反して凄い混雑で心が折れかけた。テレビ等で宣伝されたのか、それとも3連休パワーか。ベルトコンベアのように動かなければならないのは結構なストレスである。しかし、何時までも…

「印象派を超えて―点描の画家たち」を観てきた

三菱一号館美術館へ行こうかと思っていたが、そこそこ強めに雨が降っていたために国立新美術館へ変更。昨日から始まった「印象派を超えて―点描の画家たち」に、朝一で行ってきた。こういう雨の日は、乃木坂駅から直通通路で行ける新美が強いなぁ。 この展覧…

ミケランジェロ展と興福寺仏頭展

上野に「ミケランジェロ展」と「興福寺仏頭展」を見にいってきた。 国立西洋美術館の「ミケランジェロ展」は、こちらの予想を上回るしょぼさ加減であった。事前に作品リストをチェックした多くの方と同じように、微妙な展覧会であることは予想していたのだが…

『西洋美学史』『美学への招待』

『西洋美学史』(小田部胤久)を読了し、『美学への招待』(佐々木健一)を読み始めた。普通ならば読む順番が逆であるべきなのだろう。どちらも初学者向けとは言えようが、ある程度本気で取り組む気が出来ている人が手にするであろう前者と、まったくの一般…

アンドレアス・グルスキー展

8/10(土)に国立新美術館のグルスキー展に行ってきた。通常の展示のように、制作年代順に作品を並べることなく、シリーズものであろうとランダムに並べた特殊な配置。それに加えて、パーテーションを使ってちょっとした迷路的空間を作り出そうとしたようでも…

ぐったり

5/22(水)、朝から「夏目漱石の美術世界展」へと出かける。平日の昼間だからガラガラで快適だろうと思って行ったら、男子高校生(中学生?)の団体様に遭遇。これはもう終了である。そっかー、そういう平日昼間にはそういう罠があるんだなぁーと激しく落胆。…

根津美術館へ

尾形光琳の『燕子花図屏風』の公開が5/19までなので、朝一で根津美術館へ。 会期終了間際とあって開場から結構な人。でも、後から後から増えていった様な気がするので、早めに行ってよかったのかも。 この間行った貴婦人と一角獣展のミル・フルールを思い起…

貴婦人と一角獣展

雨の中、乃木坂の国立新美術館へ『貴婦人と一角獣展』を観にいってきた。 6点の連作タピスリーが、天井の高い半円状の大きなホールにゆったりと配置されていて、大変に贅沢な空間。クリュニー中世美術館のように、作品間の間をぎゅっと詰めて、パノラマ写真…

一時停止された終末 /『フランシス・ベーコン展』

終末はすでに始まっている。 終末の到来とともに、教皇が叫び声を上げる。だがしかし、その声が我々に届く半瞬前に何ものかが一時停止ボタンを押したのだ。故に叫ぶ教皇の画は異様な静寂につつまれており、我々は一時停止した終末を生きている。すでに終わり…

ラファエロ展

国立西洋美術館にラファエロ展を観に行ってきた。開館時からチケット購入の為の凄い行列。まともに鑑賞できないかと思われたが、意外とゆったりと観れた。何故だかわからないが枢機卿の朱色の服や帽子(?)に興味がわく。ちょっと着てみたい。 ラファエロ展…

画家>彫刻家

アレント『人間の条件』(志水速雄訳・ちくま学芸文庫)を何度目かの再開。読み終わるのかどうか不安になるのも通り越し、結構楽しめている…気がする。 ともかく、いまだ第三章「労働」なんであるが、結構面白い記述があった。古代ギリシアにおいて労働がい…

村上隆完全読本を買ってきた

村上隆が、「オレのフィギュアがキモイ?それはお前らのキモさだ」という具合に、オタク界隈に対して明確に反対の立場をとっているならば、これは話は簡単。実際、自分は最初そのように(所謂「挑発」として)読んでおり、そういう意味では有効に機能しているなと…