根津美術館へ

尾形光琳の『燕子花図屏風』の公開が5/19までなので、朝一で根津美術館へ。

会期終了間際とあって開場から結構な人。でも、後から後から増えていった様な気がするので、早めに行ってよかったのかも。

 

この間行った貴婦人と一角獣展のミル・フルールを思い起こさせる、『四季草花図屏風』からスタート。こういう草花のアソートが好きだったんだねぇと、我が事ながら思ってしまう。メインの『燕子花図屏風』は塗りが独特ですよね。べたぁって感じで(貧困な語彙)。鈴木其一の『夏秋渓流図屏風』がもう一つのメインか。面白いのはユリの花とか木の葉なんかは相当精緻に描くのに、ベタ塗りのところは思いっきりベタ塗りするところ。かといって手抜きなんかには全然見えない。当たり前か。

もう一つ目を引いたのは尾形光琳の『夏草図屏風』。右上から左下にぶった切るダイナミックな構図。こういう構図を見ると知恩院の『早来迎(阿弥陀二十五菩薩来迎図)』を思い出す。あれは左上から右下にぶった切ってるのだけれど。

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2階の古代中国の青銅器もボリューム感があり、妙な迫力があって楽しめました。

 

庭園。リアル燕花子は盛りを過ぎて枯れ始めていましたが、こういうところを歩くのは久しぶりなのでかなり満喫できました。次はカフェでお茶飲みてぇ・・・(人多過ぎで回避)。

 

 

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