買物

『美学への招待』(佐々木健一)読了。やはりあまり語りが上手いとは思えないが、個々のトピックはかなり面白いものを扱っているので、取っ掛かりとしてはいいかも。しかし、著者は自分の立てたキーワードに耽溺しすぎている嫌いがあると思う。第七章の「しなやか」連呼は往時の田中康夫かと思いましたよ。

 

で、美学関連で次に読む本を買いに池袋のジュンク堂へ。事前にピックアップしたのは次の二冊。

『現代アートの哲学』(西村清和)

『美学辞典』(佐々木健一

 

実際に購入したのは次の三冊になった。

『現代アートの哲学』(西村清和)

『分析美学入門』(ロバート・ステッカー、訳:森功次)

『美術の物語』ポケット版(ゴンブリッチ)

 

『分析美学入門』はかなり購入を迷った。気になっていた本ではあるのだ。もう少しレビューが出揃ってから購入を検討しようと思っていたのだが、実物に目を通したら思った以上に良さそうだったので我慢できんかった…。訳者あとがきにタイトルに関する言及があるのだが、本書のタイトルはちょっとした勝負だなと思う。まぁ、約6000円の学術書を買う層にはあまり関係ないのかもしれないが。

 

おかげさまで予算オーバーなので、『美術の物語』はポケット版で我慢した。『美学辞典』はまた今度。我慢大事。