4月に観た映画一覧

なんだか月に一度映画リストを貼り付けるだけの更新になってしまっていて、真に残念。もう少し色々書きたい気もする。

 

とりあえず4月に観た映画。

シン・レッド・ライン」はやっぱり良かった。ナレーションでそういうようなことを言っているからというわけではないけれども(言ってたよね?)、人類の共通の記憶を見ているかのように錯覚させる映像だと思う。映画を観ていると、時々ヴェンダースの「ベルリン・天使の詩」を思い出すことがある。今更言及するまでも無い名画ですが、あの映画の天使はカメラのことでもあるのだろうなとずっと思っていた。故に、映画を観ている時に、「あ、今自分は天使の視点でものをみているのだ」と感じることがある。この「シン・レッド・ライン」もそう。「ベルリン~」とカメラワークが似ているとか、そんなことは一切無いけれども、ただ見て記録することしかできなかった天使たちの記憶を共有しているかのように思わせる映画でした。「天国の日々」は矢張り近所のツタヤには置いてなさそう。買うか?でもブルーレイは出てないようだ。

期せずしてガス・ヴァン・サントの作品を4本観たが、一番良かったのは「エレファント」。なんだか、「しゃれおつで、ナードがどうとかスクールカーストがどうとか、なんとか系なんとかがどうとか言って、今を切り取っている感を味わっている方々が好きそうな映画」という偏見があり、今まで忌避してきたのだが、全然そんな映画ではなかった。前述の偏見は、おしゃれなパッケージと、おそらく「桐島~」との比較の俎上に挙げられることが多かったために植えつけられたものだと思うし、確かに「桐島~」が受けた影響は明らかであるが、映画の出来は雲泥の差である。

今月は色々言いたい映画がたくさんあるのだけれど、クッソ暑いのでここまで。

 

 

1.キャプテン・フィリップス

2.小説家を見つけたら

3.魔法少女まどか☆マギカ〔新編〕叛逆の物語

4.シャンドライの恋

5.シン・レッド・ライン

6.チャーリー・ウィルソンズ・ウォー

7.トータル・リコール(2012)

8.ビッグ・フィッシュ

9.フレンチ・コネクション

10.太陽がいっぱい

11.ライフ・オブ・パイ

12.ハイ・フィデリティ

13.エレファント

14.マジェスティック

15.バニラ・スカイ

16.ゼロ・グラビティ

17.ブギーナイツ

18.ドニー・ダーコ

19.パラノイドパーク

20.死霊のはらわた(1981)

21.グランド・マスター

22.グッド・ウィル・ハンティング